日本酒は水で決まる

日本酒は水で決まる

日本酒をつくるのに欠かせないのが米、そして水です。
全体のおよそ80%が水分である日本酒づくりにおいて、おいしい水はとても重要です。
お酒をつくるのに使う水を酒造用水と呼び、お酒を造るために必要なお米の量のおよそ50倍の水が必要といわれています。

 

名水のあるところに名酒ありといわれるのは、日本酒に限ったことではありません。
水の性質がお酒の性質やできを大きく左右するのです。

 

灘の男酒、伏見の女酒ということがありますが、これは水の性質の違いによるものといわれています。
灘の水は硬水であり、しっかりとコクのある味わいが灘の酒の特徴です。
一方、軟水に近い水をつかう伏見の酒の特徴はやわらかくふっくらとしている性質があります。

 

おいしいお酒造りにかかせない水に注目して、日本酒を飲み比べてみるのも楽しいかもしれません。
日本各地の日本酒を飲み比べながら、その産地の水の性質について語ってみてはいかがですか?
いつもとは一味違うお酒の席を楽しめるかもしれません。